▼Laugh the world!

壁打ち用。日々のことから落書きまで。…笑うしかないッ!!
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壁打ち用。日々のことから落書きまで。
…笑うしかないッ!!
メメント・モリ

メメント・モリ

しぬのが怖いかって?
何言ってるんですか?
こわいとかこわくないとか、そんな次元の話じゃないでしょう?
誰にだって訪れるものです。
それが、早いか、遅いか。
僕は生きるためなら、何だってしますよ。
たとえ殺されることになろうとも。
そりゃあタダじゃあ殺されはしませんけどね。
「祈りよりも速く、嘆きよりも鋭く」

「祈りよりも速く、嘆きよりも鋭く」

ここはグランサイファー内の食堂、太陽差し込む窓際席。
双子の姉弟エッセルとカトルは半分氷の溶けたグレープフルーツジュースをかき混ぜながら何やらあーでもないこーでもないとくだを巻いている。
もっとも、カトルのほうが一方的に喋りそれにエッセルが相槌を打つという形ではあるのだが…

「だから姉さん聞いてる?さっきの話だけど。」
「ん…ちゃんと聞いてるよ。」
エッセルはグレープフルーツジュースを一口飲むと脚を組み直してカトルに向き合う。
「頭目、この間も何かやらかしたみたいで団長さんにこっぴどく叱られててさ、全くあんなのが僕らの上司なんて十天衆の名が廃るよね。」
「ん…そうだね。でもシエテはシエテで頑張ってるとこもあると…思う。」
「姉さんは甘いんだよ。そういうところが。」
カトルのグラスの氷がカラン、と音を立てて沈む。
沈殿し始めたグレープフルーツをまたかき回す。
「…まぁ、星屑の街の警護に当たってくれたり、僕たちを拾ってくれたり…感謝はしてるよ?あ、これ僕がこんなこと言ってたって死んでも言わないでよ?いくら姉さんでも容赦しないよ。」
「フフ…大丈夫、言わないよ。それより…」

−−−あと一人、話題に出て来ていないメンバーが居るじゃない?

ギクリ、とした様子でカトルは一瞬耳をぴん、と立て直ぐにバツが悪そうに斜め右に目線を逸らした。
触れられなくなかったことを。あえて口に出さなかったことを。
しかしメンバーの話をしているのに奴1人だけの話をしないというのもおかしな話ではある。
ここは腹を括るしかないのか。
「あいつの…シスさんの」

カトルは溜息をつき残っていたグレープフルーツジュースを焦燥感と一緒に一気に煽ると席を立った。
「姉さん何か食べない?飲み物の追加ついでに貰ってくるよ。」
「ん…じゃあ甘いもの、お願い。」
「わかった。姉さんの判断に従うよ。」

空になったグラスを持ちカウンターへ進む弟の背中をぼんやりと眺めながら、エッセルは想うのだ。
ーーー願わくば、あの子の一筋の希望とあらんことを。

「お待たせ姉さん。自家製チョコチップクッキー、焼き立てだってさ。」
「ん…ありがとう。まだ温かいね。」
そうそれははかなくもうつくしい残像

そうそれははかなくもうつくしい残像

落ちていく合間合間に僕は見ていた。
もっとも、落ちていく気なんて更々無かったのだが、脳裏に刻み込むように隙間を縫っては入り込む曖昧なイメージ。

かれの、いさましくたたかうすがた。
こまったかおでわらうひょうじょう。
ないてしまったとき、なぐさめかたがわからなくてちゅうにういたみぎうで。

吐き捨てる罵声でかくす本当の気持ちは悟られやしなかっただろうか。

いや、彼はきっと総てお見通しだったのだ。
こんなにも落ちていった僕を試すように、有象無象を爆散させるかのように、わざと安い挑発に乗ったのだと。
僕にねじ伏せられるところまでがシナリオだったって訳か。
もう僕は落ちるところまで落ちなければならないらしい。
抗う術など持っちゃあいない。
でも、何かが吹っ切れました。
意識が完全に乗っ取られる前にこれだけは伝えたい事があります。

あなたが、あなたが僕はすきでした。

あなたのために出来ること(途中)

家族がいない。
それどころか、その手でミナゴロシにしたと、彼は言った。
足元に大きな穴が空いて真っ逆さまに落ちてゆく感覚だった。
ああ、この人は、見てきたものが、生きてきた世界が違う。圧倒的に違う。
家族がいない、と言った彼の表情は伺い知れなかったけれど、いつもはぴん、と立った耳がしょんぼりと項垂れていた。
何でそんなことをした!?とつめよろうかと思ったけど、多分答えなんてないんでしょう?後悔しかしてないんでしょう?
だったら、
「だったら僕が家族になります」

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