川の字に横になっている。
風が吹き抜ける。
(カーテンは開けたら閉めろ)
適当に星を繋げて星座づくりにいそしむぼくら。
なんて事無いお遊びの、合間あいまの空気感に潜む緊張感。
不思議な感覚。でもこれ、ずっと前から知ってる。
(右足が暑い)
どちらからともなく繋いだ指先が手のひらをすべりニノウデの世界へようこそ。
そこから先は神頼み。
きみが目を瞑ったもんだから、ぼくは調子に乗って唇にかじり付いてみた。
案の定、きみ、グーパン。
…びっくりするだろ。って。
かじるのは色気が無かったかなぁ?
次もしきみがチャンスをくれたなら、仰々しく騎士よろしく手の甲に口づけとやらでいってみようと思う。